世界一周旅 トラブル?回避?《スリに遭った編》
【サンクトペテルブルクでスリに遭う!問題】
朝一でエルミタージュ美術館に行った時の事です。
開館前に行ってしまい、周辺を散歩することにしたのが失敗でした。
歩いていたら、後ろから観光ツアーポスターを持った男の人が近づいてきました。
ツアー勧誘は相手にしないという方針で速足で歩いて振り切ろうとしましたが、その人は、私の肩やリュックを軽く叩きながら、しつこく追いかけてきました。
やっと振り切った!と安堵した後、少しして背負ったリュックのチャックが開いている事に気づきました。
そう、彼は‥ツアー勧誘ではなくスリ目的で近づいてきたのでした。
盗まれたものは、美術館内で持って歩こうと思っていた斜め掛けのバックでした。
その中に入っていたものは、現地通貨5千円程度、眼鏡、ホテルカードキー、
スーツケースの鍵、の4点でした。
クレジットカードの入っていた財布もリュックに入れていたのですが、斜め掛けバッグ内には入れておらず一番底にあったので、なんとか被害を免れました。
ウエストポーチに入れていた、スマホも無事でした。
その後、ホテルに戻り、フロントに盗難に遭った事を伝え、ホテルカードキーを再発行してもらいました。
部屋に戻り、鍵の閉まったスーツケースをしばし眺めます。
予備の鍵は‥スーツケースの中‥っぽい。
どうしたものか?スマホで調べます。
検索の結果‥スーツケースのチャックをボールペンで開けられる?!という記事を見つけました。
幸い、持って行ったスーツケースは安いものだったので、確かにこのチャックなら‥とやってみると‥キレイに開きました!手探りで、鍵を見つけ出し、無事開錠。(無理やり開けたチャックも難なく戻りました。)
予備の眼鏡&もう一つの肩掛けバッグを取り出して荷物を詰め直します。
多少怖さもあったのですが、怖がっていても仕方ない!と、観光を再開しました。
被害が少なかった事がせめてもの救い!
この後、サンクトペテルブルクを歩く際には、斜め掛けバッグの開閉部分に必ず手を添えて歩いてました。
昼間の交差点人込みでも、あの人スリっぽいな‥という人を、2、3人見かけました。
腕に上着をかけて、身体を寄せてくる人とか‥。スリのプロっているんだなと思いました。
私の反省点や、思った事を上げておきます。
・アジアを旅する事が多かった為、 強引なツアー客引き、ボッタクリには警戒心が働いて いたのですが、スリに関しての警戒が薄かった。
・朝一でもスリの人って仕事してるのか‥と思った。(イメージ的に早起きイメージが無かった。)
・リュックは、やっぱり危険なんだな‥。後ろは見えないからな~。
・ダミーバッグ、ダミー財布はスリ対策には有効。
・以前、海外旅行団体添乗員さんから、 財布の代わりに透明のビニール袋を使用する事。と云われた理由が、体感として理解できた。(現金やカードを一所に収めてしまう財布は、危険度があると、この経験を経て実感しました。)
【書いていたら思い出した‥トロントのホテルでクレジットカード使えない?!問題】
チェックイン時に、デポジット(保証金)手続きの為カードを提示します。
読み取り機に通し、フロントが言いました。
「このカードは使えない」
「えっ?そんな筈はない」とジェスチャーで訴えます。
何度か通してもらいますが、エラーが出るみたいです。
それじゃあ‥と持っているカードを次々出して試してもらいます。
「全部使えません」
フロントからの驚くべき言葉が発せられました。
思い当たるのは、スリ事件‥。
もしかしたら、スラれたバックの中にカードが入っていて散々使われ、それが、各カード会社に伝わった‥とか?
妄想が膨らみ、フロントからの、
「現金で保証金払ってくれれば問題ない。」
という言葉は、「そんな問題では無い!」と却下!
電話貸してくれと言っても、それはチェックイン後にしてくれと、埒あかず。
(問答及び、別客対応で後回しにされた為、不安感にさらされた時間約30分。)
私のしつこさに、フロントがもう一回やってみるから、それで諦め、現金支払いしてくれということで、クレジットカードを再度通した所‥なんと!
問題なく、決済完了!
『お前の‥操作の問題じゃねえか!』
心の中で、私は全力で突っ込んでおりました。
(言葉汚いのは、勘弁してくださいませ~)
忘れていたけど‥かなり焦った瞬間でした!